夏は美しい夜空を眺めるのに絶好の季節であり、お子さまが宇宙への関心・憧れを抱くきっかけになる時期でもあります。民間人の宇宙旅行実現など宇宙がより身近になりつつある今、お子さまと宇宙を体感できるスポットに足を運んでみませんか?
今回は、神奈川県内でお子さまと一緒に宇宙体験を楽しめる人気施設を4つご紹介します。暑い夏に外でのアクティビティを遊び尽くした後は、涼しい室内で神秘的な宇宙を体感してみましょう。
目次
9月12日は宇宙の日
出典:unsplash
余談ですが、毎年9月12日が「宇宙の日」として制定されていることはご存知でしょうか。
9月12日は、毛利宇宙飛行士がスペースシャトルで宇宙へ飛び立った日であり、末長く宇宙の普及活動をしていくことを祈念する特別な日なのです。JAXA(宇宙開発機構)は記念行事として、毎年全国の小中学生を対象に「作文・絵画コンテスト」を開催するなど、宇宙をより身近に感じてもらうための活動を展開しています。
「宇宙の日」の存在を知り、これらのコンテストに参加することで、お子さまの宇宙に対する関心も高まっていくことでしょう。
はまぎんこども宇宙科学館
プラネタリウムでは、直径23mのドーム内で臨場感あふれる宇宙を体感できます。
アニメーションの投影や天文スタッフが全編生解説を行う番組など、お子様から大人まで楽しめる番組をご用意しております。
番組内容・投影スケジュールはこちら⇩https://t.co/3oliABpWWt#はまぎんこども宇宙科学館 pic.twitter.com/Cz53lzbh1T— はまぎんこども宇宙科学館 (@YkhmSpace) June 7, 2021
洋光台駅から程なく歩いたところにあるはまぎんこども宇宙科学館は、館全体が宇宙船をイメージして作られた体験型科学館です。地下2階から地上5階に至る各フロアにはそれぞれコンセプトがあり、宇宙飛行士に挑戦できる「宇宙トレーニング室」、宇宙の広がりを学べる「宇宙船長室」などで構成されています。
直径23メートルに及ぶドーム型のプラネタリウムは迫力満点です。頭上に現れる美しい星空は、まるで外にいるかのようなリアルさと臨場感を与えてくれます。また、月1、2回程度開催される星空観察会では、実際の星空を天体望遠鏡を使って見ることができますよ。
・アクセス:JR京浜東北・根岸線 「洋光台駅」下車徒歩3分
・入館料:小中学生は200円、高校生以上400円
・定休日:第1・3火曜日、年末年始
・公式サイト
ベビーカーでの入場も可能で、おむつ交換台・授乳室も完備されているため、小さなお子さまと一緒でも安心です。また、毎週土曜日は高校生以下の入館料が無料となっています。
※駐車場は約70台分と若干少ないですので、車で訪れる際はご注意ください。
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、プラネタリウムは座席数を減らして上映しております。ご家族同士であっても席を離さなければならないことが想定されますので、お子さまともご確認の上お楽しみください。
湘南台文化センターこども館
— 湘南台文化センターこども館公式@プラネ&ワークショップのみ営業 (@shonankodomokan) April 28, 2021
藤崎市に位置する湘南台文化センターは、宇宙や科学を見て、触れて、実際に体験しながら学べる施設です。館内は2つの展示ホールとプラネタリウム、ワークショップ室で構成されており、宇宙について学べるフロアは2階展示ホールとプラネタリウムになります。
2階展示ホールでは、空から見た地球を観察したり、雲の動きや太陽系軌道模型など、空や宇宙に関連する展示が多数用意されています。また、直径20メートルの広大なドーム型プラネタリウムも見応えたっぷりで、計算された座席の配置により誰もが楽しめること間違いありません。
・アクセス:小田急江ノ島線、相鉄いずみ野線、横浜市営地下鉄線(ブルーライン)「湘南台駅」(G出口)から徒歩4分
・入場料:展示ホール-小中学生は100円、高校生以上300円
プラネタリウム-小中学生は200円、高校生以上500円
・定休日:月曜日(月曜日が祝日と重なった場合は翌日)、祝日の翌日、12月28日~翌年1月4日
・公式サイト
ベビーカーに乗ったお子さまでも入場可能、おむつ交換台や授乳室も用意されていますので、安心して館内を周ることができます。また、毎週土曜日は藤崎市内に住む小中学生は無料で展示ホールに入場できますので、市内にお住まいの方はぜひご利用ください。
※新型コロナウイルス流行の影響で、当面の間展示ホールは休場、ワークショップとプラネタリウムのみの開放となっております。訪れる際は最新情報をご確認の上、ご利用ください。
宇宙科学探査交流棟(JAXA 宇宙科学研究所 相模原キャンパス)
交流棟は8月最後の開館日。まだまだ暑い日が続いています。熱中症にならないように気を付けましょう。 pic.twitter.com/Abr3fSL8ht
— 宇宙研展示室「宇宙科学探査交流棟」 (@Tenzi_isas1) August 30, 2020
宇宙科学探査交流棟は、JAXA相模原キャンパス内にある宇宙科学に関する展示物を見学できる施設です。日本の宇宙開発を最先端で牽引するJAXAが管理する施設ということもあり、見学できるものも規格外。世界最大級の能力を持つことで知られる固体燃料ロケット M-V ロケットの実物は、あまりの迫力にお子さまの宇宙に対する憧れをより強いものにすることでしょう。
その他、実物大の小惑星探査機「はやぶさ」など、日本が辿ってきた宇宙科学研究の歴史を存分に味わえる施設となっています。
ベビーカーでの入場も可能です。また飲食物の持ち込みが認められていますので、お子さまのお腹が空いたら既定の場所で食事を楽しむこともできますよ。
かわさき宙と緑の科学館
先日、天文サポーターの皆さんにご協力をいただき、アストロテラスの清掃を行いました!感染症対策のため出番が少ない望遠鏡たちですが、日々のお手入れは大切ですね。早く皆さんをお迎えできる日が来ますように…。
(現在は平日14時~モニターを使用した太陽観測のみ公開しています) pic.twitter.com/yiRgXPz5AM— かわさき宙と緑の科学館 (@kawasaki_purin) June 10, 2021
かわさき宙(そら)と緑の科学館は、昔懐かしい里山の面影を感じさせる生田緑地にある博物館です。館内のプラネタリウムでは世界最高水準の技術により再現されるリアルな星空を仰ぐことができます。さらに、世界に1台しかない最新鋭機による生解説のオリジナルプラネタリウム番組は見応え抜群です。他では味わえない幻想的な宇宙・天文現象をお楽しみください。
また、子ども向けのイベントを数多く開催しており、特に自然・天体観察会は、ガイドの方と緑地や星空の元を散策しながら楽しめるため、好評を集めています。
・アクセス:小田急線「向ヶ丘遊園」駅南口から徒歩約15分
・入場料:中学生以下は無料、一般の方は400円
・定休日:月曜日(祝祭日の場合は開館、翌火曜日は休館)、祝祭日の翌日、年末年始
・公式サイト
まとめ
ここまで、神奈川県内にある宇宙体験のできる施設を4つ紹介してきました。どの施設も、お子さまと一緒に一日中楽しめるとの声が多くありますので、ぜひご家族で訪れてみてください。
コロナ禍でも変わらない、美しい星空と宇宙の魅力に浸る夏のひとときを過ごしてみるのはいかがでしょうか。
おうちでも宇宙をもっと感じよう!
①天体望遠で月や星を観測しよう!
季節毎に見える星は変わります。
同じ星でも毎日同じ時刻に観測すると位置が変わっているように観測できます。
②自由研究にも大活躍!星と月の早見版
③クイズで楽しく知識を深めよう!