秋になるとたびたび台風が発生し、土砂災害や浸水などの被害が報告されます。台風だけでなく、大規模な地震などの災害に遭う可能性もあります。そのため、子どもをもつパパやママは、いざという時に子どもを守れるようにきちんと対策をしておく必要があります。9月1日の防災の日をきっかけに、防災グッズの準備を見直したという方も多いのではないでしょうか。
災害の備えには防災グッズの準備も大切ですが、お住まいの地域が地震の際にどの程度揺れるか、水害に遭う危険性はないかなどを確認しておくことも重要です。そこで今回は、平塚市の防災マップやハザードマップ、避難所を紹介します。平塚市にお住いの方は、この機会に防災マップやハザードマップを確認しておきましょう。
①防災マップ
出典:photo AC
平塚市では、地震防災マップが公開されています。これは、大正型関東地震が発生した時の揺れやすさを地域ごとに地図に表したものです。こちらのマップには、予測される全壊軒数や死者・負傷者数などの被害総定や防災情報の入手先なども掲載されています。
地震防災マップを見ると、平塚市全域において震度6弱から7もの大きい揺れが予想されています。これは、自力で立つことができず、揺れで飛ばされる恐れもあるほどの揺れです。固定していない家具は大半が倒れたり、飛ばされることもあります。タンスやテレビ、冷蔵庫などの大きい家具は、地震が起きても倒れないようにしっかりと固定しておきましょう。
こちらは、平塚市の建物被害を予測したマップです。マップを見ると、全壊すると予想される建物の数は東部の相模川周辺の地域に集中しています。南部や北部の地域も建物被害が予測される地域が点在しています。この地域にお住まいの方は、地震が発生したら早めに避難するように心がけてください。
平塚市の揺れやすさマップ:http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/common/200009337.pdf
建物被害予測マップ:http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/common/200009339.pdf
②ハザードマップ
出典:photo AC
続いて、平塚市で公開されているハザードマップについて紹介します。平塚市では、津波ハザードマップ、洪水ハザードマップ、内水ハザードマップ、土砂災害ハザードマップの4つのマップを公開しています。
津波ハザードマップとは、平塚市に最大級の津波が起こった場合の浸水域と浸水の深さを地図上に示したものです。こちらのマップには、津波避難ビルや津波警報の種類、推移変化時系列グラフなども掲載されています。
津波ハザードマップを見ると、浸水の危険性が高いのは、相模湾に面した地域や相模川、花水川周辺の地域に集中しています。ピンク色や赤色に塗られた地域は、浸水の深さが4mから5mにも達すると予想されており、これは木造家屋の大半が全壊し、2階建て住宅の屋根まで水没することを意味します。津波の危険性が高い地域にお住いの方は、津波警報を聞いたら速やかに避難してください。
そのほかにも、大雨によって想定される浸水被害を地図上に表した「洪水ハザードマップ」や、「内水ハザードマップ」などもあります。こちらも必ず目を通しておきましょう。
こちらは、土砂災害警戒区域を地図に表した土砂災害ハザードマップです。平塚市は、土砂災害警戒区域や、土砂災害特別警戒区域が多く点在していることが分かります。お住まいの地域周辺に土砂災害の危険性はないか確認しておきましょう。
平塚市津波ハザードマップ:http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/common/200009340.pdf
・大磯町に接している唐ヶ原地区の方は、大磯町のマップも参考にしてください。
大磯町のマップ(外部リンク) 大磯町の津波浸水想定図(外部リンク)
・茅ヶ崎市に接している須賀地区の方は、茅ヶ崎市のマップも参考にしてください。
茅ヶ崎市のマップ(外部リンク)
洪水ハザードマップ:http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/bosai/page-c_01648.html
内水ハザードマップ:http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/bosai/page-c_02755.html
土砂災害ハザードマップ:http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/common/200064045.pdf
③避難所
出典:photo AC
最後に、平塚市の避難所を紹介します。平塚市の避難所は、一定期間滞在して生活できる「指定避難所」と、災害の危険から一時的に逃れることを目的とした「指定緊急避難所」、災害で大規模な火災が起きた時に身を守るための「広域避難場所」などがあります。
各避難所は、災害の種類によって受入れの可否が異なります。また、避難所によって収容人数や対象の自治会も違うので、自宅周辺の避難所をいくつかチェックしておくのがおすすめです。子どもの通っている学校が避難所であれば、災害時はそこへ避難すると子どもも安心して過ごせるかもしれません。
指定避難所・指定緊急避難場所一覧:http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/common/200066285.pdf
指定避難所:http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/common/200066286.pdf
広域避難場所:http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/bosai/page-c_01708.html
避難所マップ:http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/common/200027068.pdf
避難に関する情報:
http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/bosai/page-c_01675.html
以下のひらつかわくわくマップでも、ハザードマップや避難所が確認できます。
https://webgis.alandis.jp/hiratsuka14/hazard.html
平塚市の防災マップやハザードマップ、避難所について紹介しました。平塚市は相模湾に面しているため、地震だけでなく津波や洪水などの被害も予想されています。平塚市にお住いの方は、いざという時に落ち着いて行動できるように、防災マップやハザードマップ、避難所を十分に確認しておきましょう。また、子どもと一緒に災害時の行動について話し合っておくことも大切ですよ。