夏の暑さが落ち着いてきて、秋を感じるようになる9月下旬は、日本ならではの風流な行事「お月見」の季節です。
この記事では、神奈川県内でお月見について知る・体験できるスポットを4ヶ所ご紹介します。
本来のお月見を体験する機会が少なくなってきた現代。
お月見とはどんなことをするのか、大人でも知っているようで意外と知らないもの。
無料で利用できる施設もありますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
【川崎市】日本民家園
旧北村家で、十五夜飾りを展示中です。仲秋の名月に、団子や芋、ススキなど供えた様子を再現しました。
昔、この日だけは、子どもたちがよその家の団子をこっそり取って食べていい、という風習があったとか。
ちょっと楽しそうですね(民家園のお供え物は食べちゃダメだよ)。#民家園 #十五夜飾り pic.twitter.com/AjCe2kkFhF— 川崎市立日本民家園 (@KNihonminkaen) September 17, 2020
首都圏を代表する緑豊かな自然環境を誇る「生田緑地」内にある「川崎市立日本民家園」。
日本の古民家を将来に残すことを目的に作られた、古民家の野外博物館です。
2022年9月8日(木)~2022年9月19日(月)に年中行事展示「十五夜」がおこなわれます。
お団子、里芋、柿などを供える「十五夜飾り」の展示のほか、十五夜のならわし、月の観察ポイントがわかる解説パネルも。
また、2022年9月10日(土)には、「日本民家園」の職員と、生田緑地内にある「かわさき宙と緑の科学館」の職員が、月についてそれぞれの視点から語る「お月見トーク」が企画されています。
昔ながらの日本の古民家で、十五夜のお月見を感じてみませんか?
利用料金:入園料 一般:500円、高校大学生:300円、中学生以下:無料、65歳以上:300円(市内在住の65歳以上の方は無料)
住所:神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-1
アクセス:
電車・バスの場合
・小田急線「向ヶ丘遊園駅」南口から徒歩13分
・JR南武線「登戸駅」生田緑地口から徒歩25分
・小田急線「向ヶ丘遊園駅」南口バスターミナルより、川崎市バス【溝19】「溝口駅南口」行き、または東急バス・川崎市バス【た83】「たまぷらーざ駅」乗車、「生田緑地入口」下車、徒歩3分
車の場合
・東名高速道路「東名川崎IC」ICから約8分
・生田緑地の駐車場を利用
バリアフリー情報:車椅子・ベビーカー・ロッカー貸し出しあり。車椅子対応トイレ・ベビーシート設置トイレあり。園内の坂道マップあり。
公式HP:https://www.nihonminkaen.jp/
【川崎市】かわさき宙と緑の科学館
10月1日本日は十五夜ですね。ゆったりとプラネタリウムでお月見なんていかがでしょうか?
本日投影は13時30分と15時の2回です! pic.twitter.com/XEk0IoolQS— かわさき宙と緑の科学館 (@kawasaki_purin) October 1, 2020
「日本民家園」と同じく、生田緑地内にある「かわさき宙と緑の科学館」。
人気のプラネタリウムのほか、自然や宇宙に関する教室・講座・観察会もおこなわれています。
「かわさき宙と緑の科学館」のお月見イベントは、例年上映される「十五夜特別プラネタリム」。
プラネタリウムで解説とともにお月見を知ることができます。
日本民家園とかわさき宙と緑の科学館、歩いて行き来できる距離なので、両方足を運んでみるのもおすすめ。
2021年8月現在は休止中ですが、4歳くらいまでの子どもと保護者向けの「ベビー&キッズアワー」が設けられていることもあり、家族連れに人気のスポットです。
利用料金:入館無料。プラネタリウム…一般:400円、高校生・大学生・65才以上の方:200円、中学生以下:無料
住所:神奈川県川崎市多摩区枡形 7-1-2
アクセス:
電車・バスの場合
・小田急線「向ヶ丘遊園駅」南口から徒歩15分
・JR南武線「登戸駅」生田緑地口から徒歩25分
・小田急線「向ヶ丘遊園駅」南口バスターミナルより、川崎市バス【溝19】「溝口駅南口」行き、または東急バス・川崎市バス【た83】「たまぷらーざ駅」乗車、「生田緑地入口」下車、徒歩5分
車の場合
・東名高速道路「東名川崎IC」ICから約8分
・生田緑地の駐車場を利用
バリアフリー情報:車椅子・ベビーカー・ロッカー貸し出しあり。おむつ交換所・授乳室あり。車椅子対応トイレあり。
公式HP:https://www.nature-kawasaki.jp/
【大和市】郷土民家園 2022年は未定
「郷土民家園」では、江戸時代に建てられ、大和市内で最古級の家屋である「旧小川家主屋」と「旧北島家主屋」、2棟の古民家を移築復元しています。
周囲には草花や樹木がたくさん植えられて、緑豊かな風景の中で古民家のたたずまいを見ることができます。
例年十五夜に合わせて、一定期間の間におこなわれるのが、「十五夜団子飾り展示」。
旧北島家の縁側にお月見団子や畑の作物、ススキなどの秋の草花が飾られます。
伝統的なお月見の風情を感じることができ、おすすめです。
入園も駐車場も無料で、おでかけに嬉しいですね。
利用料金:入園無料
住所:神奈川県大和市上草柳629番地1 泉の森内
アクセス:
電車・バスの場合
・相鉄線「相模大塚」駅より徒歩15分
・小田急線「大和」駅より徒歩30分
・小田急線「鶴間」駅より徒歩30分
車の場合
・東名高速道路「綾瀬スマート」ICより約13分
・泉の森第2駐車場・泉の森ふれあいキャンプ場駐車場を利用
バリアフリー情報:園内にトイレなし。キャンプ場か売店横のトイレを利用(車椅子対応トイレあり)
公式HP:http://www.yamato-zaidan.or.jp/minkaen
【大和市】下鶴間ふるさと館
「下鶴間ふるさと館」には、江戸時代に建てられた市指定重要文化財「旧小倉家住宅」の母屋と土蔵が復元されています。
「下鶴間ふるさと館」のお月見イベントは、「十五夜」「十三夜」に合わせておこなわれます。
「十五夜」は2022年9月10日(土)~2022年9月19日(月)。
「十三夜」は2022年10月8日(土)~2022年10月16日(日)の予定。
内容はそれぞれ、十五夜・十三夜についての説明と展示、お月見のお供えの再現と紹介です。
神奈川県内でも数少ない江戸時代の建築で、「昔の人もこんなふうにお月見したんだね」と家族で話がはずみます。
こちらも入館無料なので、気軽におでかけできますね。
利用料金:入館無料
住所:神奈川県大和市下鶴間2359番地5
アクセス:
電車・バスの場合
・小田急「鶴間駅」下車徒歩約20分
・神奈川中央交通バス「鶴間駅東口」より下鶴間経由路線で「下鶴間」下車すぐ
・東急田園都市線「つきみ野駅」下車徒歩約20分
・小田急電鉄・東急電鉄「中央林間駅」から コミュニティバス(のろっと)B系統で「下鶴間」下車すぐ
車の場合
・東名高速道路「横浜町田」ICから約6分
・駐車場の数に限りがあるため、公共交通機関での来館が推奨されています。
バリアフリー情報:車椅子対応トイレ・スロープあり。
公式HP:http://www.city.yamato.lg.jp/web/shakai/furusatokan.html
まとめ
出典:photoAC
神奈川県内でお月見について知る・体験できるスポットを4ヶ所ご紹介しました。
子どもにお月見を体験させたいと思っても、おうちでお供え物などをすべて用意するのは、なかなか大変なもの。
ぜひ、日本の伝統行事を知るきっかけに、いろいろな施設の展示を見に行ってみましょう。
昔ながらのお月見を知ると、おうちでのお月見も、もっと楽しくなりそうですね。
この秋、「お月見」を知る・体験できる場所におでかけしてみませんか?