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春先に可憐な花を咲かせるチューリップは、毎年私たちの目を楽しませてくれます。そんなチューリップが綺麗に整備された場所へ訪れたいと考えている方も多いことでしょう。
そこで今回は、神奈川県にあるチューリップ畑の名所、そして穴場スポットを10箇所ご紹介します。メルヘンチックな気分を味わいにチューリップ畑へ足を運びたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
【見頃】チューリップの見頃は4月下旬まで
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関東では、3月下旬から4月いっぱいまでチューリップを楽しむことができます。
春先に開花する花ですので、同じ時期に見頃を迎える花、例えば桜やネモフィラなどとの共演も期待できます。
【横浜市】横浜公園
日本大通り駅からほど近いところにある「横浜公園」は、山手公園についで横浜で2番目に歴史のある公園です。横浜スタジアムが園内に建設されており、スポーツや各種イベントが盛んに開催されています。
この横浜公園は、広大なチューリップ畑で有名な公園です。横浜スタジアムのバックスクリーン側に約70品種、約14万球のチューリップ植栽されています。品種により開花時期は異なるものの、4月中はいつでも眼下いっぱいに広がる壮観なチューリップ畑を楽しめますよ。
住所:神奈川県横浜市中区横浜公園
アクセス:みなとみらい線「日本大通り駅」下車徒歩3分
利用料金:無料
営業時間:24時間営業
【大和市】ふれあいの森
先日もご紹介しましたが、グリーンアップセンター周辺で咲いているさまざまな種類のチューリップです。お好みのものはありますか?#ふれあいの森 #グリーンアップセンター #チューリップ #開花 pic.twitter.com/Bu1DJeDF50
— グリーンアップセンター(ふれあいの森) (@greenupcenter) April 11, 2021
大和市の泉の森入り口に当たる「ふれあいの森」は、水と緑と花をテーマに整備された施設です。この公園では、綺麗な水が流れる川を背景に無料でBBQをすることができ、休日は家族連れや仲間同士のグループで賑わいを見せます。
春先になると、園内にある「ふれあい広場」でチューリップとソメイヨシノが一挙に咲き揃います。ピンクに色づいたソメイヨシノと、色とりどりで可憐なチューリップの共演は息を呑む壮観さを演出しています。また、「親水広場」には花文字花壇が整備されており、地名である「やまと」の文字がチューリップで浮かび上がっています。こちらも見事ですのでぜひチェックしてみてください。
住所:神奈川県大和市下草柳552-1
アクセス:小田急線・相鉄線「大和駅」下車徒歩12分
利用料金:無料
営業時間:24時間営業
HP:https://www.pref.kanagawa.jp/docs/u5r/cnt/f550/tabi-059.html
【横須賀市】くりはま花の国
首都圏で有数の花の名所とも呼ばれる「くりはま花の国」は、自然の地形をそのままに整備された緑あふれる公園です。ポピーやコスモスといった花々はもちろん人気ですが、園内には子どもたちから大人気の「ゴジラの滑り台」から、大人も時間を忘れて楽しめる「ゴルフ場」や「アーチェリ場」まで、花以外にも多くのワクワクを利用者に提供しています。
チューリップを鑑賞できるのは、「ハーブ園」と呼ばれるエリアになります。ちなみにこちらのチューリップが咲き誇るのは、春でなく冬です。球根を土の中で解凍する「冬眠処理」を行うことで冬場に開花するチューリップは「アイスチューリップ」と呼ばれ、1月中旬ごろになると約4000本のチューリップが訪れる人の目を奪います。
住所:神奈川県横須賀市神明町1
アクセス:JR「久里浜」駅または京浜急行「京急久里浜」駅下車徒歩15分
利用料金:無料
営業時間:24時間営業
HP:https://www.kanagawaparks.com/kurihama/
【鎌倉市】大船フラワーセンター
花壇のチューリップが咲き始めました✨チューリップを見るといよいよ春が始まる予感がしますね!🌷#花壇 #チューリップ pic.twitter.com/FyjC3uZsDb
— 日比谷花壇大船フラワーセンター(公式) (@fcofuna) March 23, 2021
「大船フラワーセンター」は、一年の間に約3000種ほどの花々を手入れしているお花好きにはたまらない公園です。桜からヒマワリ、ヒガンバナまで、いつ訪れても飽きないほど多種多様な花々が園内で咲き誇っています。
こちらの公園には、ドーナツ型をした「グリーンハウス」という植物展示用の施設があり、グリーンハウス前の芝生エリアに、チューリップ花壇が整備されています。色とりどりのチューリップが可憐に咲き揃っており、見事な景観を実現しています。また、春のみならず1月ごろにはアイスチューリップも開花し始めるため、楽しみも倍増です。
住所:神奈川県鎌倉市岡本1018
アクセス:JR東海道線・横須賀線「大船駅」下車徒歩16分
入園料:20歳以上 400円
学生、20歳未満 200円
高校生、65歳以上 150円
中学生以下 無料
営業時間:3月〜10月 9:00~17:00
11月〜2月 9:00~16:00
HP:https://www.fcofuna-kanagawa.jp/
【藤沢市】江ノ島 サムエル・コッキング苑
出典:photoAC
「江ノ島 サムエル・コッキング苑」は、イギリス人貿易商の名前に由来する、和と洋が調和した美しい庭園です。椰子の木など南国の雰囲気を醸し出す自然豊かな雰囲気が人気を集めています。
こちらの庭園では、冬になると見ることのできる「ウィンターチューリップ」が20000球も植栽されています。球根を冷凍保存してから植えることで開花時期をずらすウィンターチューリップの登場により、春のみでなく冬でもチューリップを鑑賞できるようになりました。さらに17:00以降はライトアップもされ、昼間には味わえない幻想的な雰囲気を演出します。
住所:神奈川県藤沢市江の島2丁目3-28
アクセス:小田急江ノ島線「片瀬江ノ島駅」下車徒歩20分
入場料:大人200円
小人100円
営業時間:9:00~20:00
HP:https://enoshima-seacandle.com/
【平塚市】花菜ガーデン
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平塚市にある「花菜ガーデン」は、関東でも随一の品種数を誇るバラ園で有名な公園です。「フラワーゾーン」「アグリゾーン」「めぐみの研究棟ゾーン」からなるこちらの公園では、草花や農業を観て、学んで、体験できる複合的な施設となっています。
4月上旬ごろになると、園内に整備されている「触れん土ファーム」の花壇内にチューリップが咲き始めます。同時期にはアネモネも見頃を迎えるため、2つの花の見事なコラボレーションを堪能できます。さらに、冬になると花菜ガルテンでアイスチューリップも花をつける、2シーズンを通してチューリップを鑑賞できる数少ない施設です。
住所:神奈川県平塚市寺田縄496-1
アクセス:JR「平塚駅」北口よりバス「平塚養護学校前」下車徒歩5分
利用料金:大人 220円〜900円
中人 110円〜550円
小人 110円〜300円
シニア 110円〜550円(シーズンによって異なる)
営業時間:8:30~17:00(シーズンによって異なる)
【横浜市】江川せせらぎ緑道
出典:photoAC
「江川せせらぎ緑道」は、都筑下水処理場の高度処理水がサラサラと流れる小川・江川のもとに整備された緑道です。緑道とは植樹を伴う歩行路のことであり、付近に咲く花々を眺めながら散歩をしたり、ランニングに勤しむことができます。
4月上旬から中旬ごろになると、こちらの緑道で桜とチューリップのコラボレーションを堪能できます。江川の両岸にチューリップ花壇が整備され、そのチューリップの上空を覆うように桜の木が枝を伸ばします。春を代表する2つの花を一度に鑑賞できるこの景色は、圧巻の一言です。
住所:神奈川県横浜市都筑区東方町261
アクセス:市営地下鉄「仲町台駅」より市営バス300系統「新開橋」バス停下車徒歩5分
利用料金:無料
営業時間:24時間営業
HP:https://www.city.yokohama.lg.jp/tsuzuki/shokai/midokoro/midokoro-03.html
【秦野市】秦野戸川公園
2021/4/4 10:20 気温17℃ 曇#チューリップ 見頃です。毎日見ても飽きません。
本日も賑わっておりますので、時間に余裕を持ってお越し下さい。#秦野日和 #秦野戸川公園 pic.twitter.com/26Bu2VUrRE— 秦野戸川公園 (@hadanotokawa) April 4, 2021
表丹沢にかかる山々と秦野盆地に囲まれた「秦野戸川公園」は、敷地面積が約36ヘクタールほどある広大な都市公園です。当公園の象徴的存在である「風の吊り橋」は、高さ35メートル、全長267メートルもある巨大な吊り橋で、眼下には丹沢の山々から流れ出る水無川を見ることができます。
こちらの公園では、県内でも屈指の広大なチューリップ畑が整備されています。その数は24種、7万株にも及び、4月下旬ごろまで続く見頃のうちに多くの人が一目見ようと足を運びにやってきます。
住所:神奈川県秦野市堀山下1513
アクセス:小田急小田原線「渋沢駅」より「渋02」系統「大倉」バス停下車徒歩すぐ
利用料金:無料
営業時間:9:00~16:30
HP:http://www.kanagawa-park.or.jp/hadanotokawa/
【横須賀市】長井海の手公園 ソレイユの丘
農業や動植物を、見て、食べて、体験できる総合公園として整備された「長井海の手公園 ソレイユの丘」は、富士山や湘南を眺望できる岬に広がっています。園内では一年を通じて野菜の収穫体験ができ、さらにカピバラやカンガルーといった普段は見れない動物たちとふれあうエリアも用意されています。特にお子さま連れの方に人気の高い公園です。
こちらの公園内にあるレストランとBBQ場の間に、「ソレイユガーデン」と名付けられた庭園が整備されています。ソレイユガーデンでは多種多様なチューリップが植えられており、周りの景観と相まって西欧風の雰囲気を漂わせています、また、園路にもチューリップが植栽されており、芸術的な連なりを見せるチューリップ花壇は見事です。
住所:神奈川県横須賀市長井4丁目
アクセス:京急電鉄「三崎口」駅より京浜急行バス「ソレイユの丘」下車徒歩8分
利用料金:無料
営業時間:3月~11月 9:00~18:00
12月~2月 9:30~17:00
HP:https://www.seibu-la.co.jp/soleil/
【厚木市】レストラン栗の里
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厚木市にある「レストラン 栗の里」は、農家直営の食材を使用した美味しい料理を提供しているレストランです。米沢牛をはじめとしたハンバーグやステーキが特に人気で、小さなお子さまからガッツリ食べたい大人の方まで、お腹も心も満たされることでしょう。
レストラン 栗の里が人気な理由は、このこだわり抜いた料理だけではありません。実はお店の前にローズガーデンが整備されており、この美しいバラたちも訪れる人々を魅了しているのです。ローズガーデンには100種・700株ものバラに加え、約3000球のチューリップが植えられています。基本的にこのふたつの花を鑑賞できる期間は異なりますが、4月下旬ごろには見頃を終える直前のチューリップと早咲きのバラとの共演を目に収められるかもしれません。
住所:神奈川厚木市山際554-1
アクセス:小田急線「本厚木駅」または「海老名駅」下車後タクシーで約20分
営業時間:11:00~22:00
まとめ
ここまで、神奈川県にあるチューリップの名所・穴場スポットを10箇所紹介してきました。全国的に有名なチューリップ畑から、レストランの一角にあるチューリップ畑まで、実に多くの場所でチューリップを鑑賞できることがわかりました。
チューリップには私たちの心を童心にかえしてくれる不思議な力を備えています。よく晴れた春、もしくは冬の日には、ご家族やご友人とチューリップ畑に足を運んでみるのはいかがでしょうか。