地震や水害はいつ起きるか予測ができないものです。
しかし、近年では地方自治体の取り組みが強化され、防災ガイドブックの配布や浸水や土砂崩れ警戒地域などのハザードマップが配布され情報発信がなされています。
個人でも、災害をただ怖がるのではなく、地域の避難経路や避難場所を把握し、防災グッズを準備する方が増えている印象を受けます。
今回の記事では南足柄市の防災への取り組みや防災マップ」と「ハザードマップ」の情報を
調べてまとめてみました。最後までぜひお読みください。
1. 南足柄市について
出典:photo AC
南足柄市は神奈川県西部に位置する市です。
面積は77.12 km²。人口は約40,500人で神奈川県内では最も人口の少ない市です。
気候が温暖で夏、冬ともに過ごしやすい地域です。
自然豊かなエリアで昔話「金太郎」の伝説の地の一つだと言われています。
南足柄市に流れる河川
出典:photo AC
酒匂川について
南足柄市の酒匂川河川敷はサイクリングコースとして有効利用されています。
酒匂川流域は、静岡県・神奈川県にまたがります。洪水浸水想定区域として、小田原市、南足柄市、松田町、大井町、開成町、山北町の2市4町が指定されています。
お住まいの地域が安全かどうか、マップをみて確認してみてくださいね。
狩川について
市内を流れる狩川は川の長さが短く、勾配もきつめなので短時間に増水する危険性があります。
酒匂川水系狩川・仙了川・要定川・洞川 洪水浸水想定区域図 (想定最大規模)
2. 南足柄市の防災情報
【防災行政無線放送内容】
市役所から、大雨警報解除のお知らせをします。
発表されておりました大雨警報は、8月16日10時20分に解除になりました。
なお、警報が解除された後にも、災害が起きることがあります。引き続き、土砂災害に注意してください。#大雨警報 #土砂災害— 南足柄市防災安全課 (@bousai_minami) August 16, 2021
南足柄市防災ハザードマップ
書き込み式の冊子となっています。
非常時に家庭内で誰がどう動くか記入できる「マイ・タイムライン」や台風に備えての準備などの必要な情報がカラーページで見やすくまとめられています。
南足柄市防災ハザードマップ(ガイドブック)
南足柄市ハザードマップ(地図)
一枚の地図で「指定避難場所」の情報や「浸水想定区域」「土砂災害警戒区域」「家屋倒壊等氾濫想定区域」が確認できます。
家に一枚、車の中にも一枚置いておくと安心ですね。
南足柄市ハザードマップ(地図)
twitterについて
南足柄市の防災情報の公式twitterアカウントです。
災害時の情報発信や防災に関する情報を確認できます。
フォローして役立てましょう。
南足柄市防災安全課 (@bousai_minami)
3. 防災グッズをまとめておこう
出典:photo AC
いざという時はまず避難をして命を守る事が最優先です。
特に山のエリアですと避難時にしっかりと歩けるように履き慣れた登山靴や作りのしっかりしたスニーカーを用意することが大切です。
その他にも雨具やヘルメット、頭につけるタイプのライトの準備をおすすめします。
避難時に両手が開くように、荷物はリュックに入れるといいですね。
防災グッズはすぐに取り出せるように玄関や車の中にあらかじめ置いておくのがおすすめです。
防災グッズ(例)
・飲料水(5日から7日分)
・食料(非常食や粉ミルクなど)
・救急用品(消毒液や常備薬)
・貴重品(現金、印鑑、預金通帳、身分証明書のコピー)
・ヘルメット
・杖や登山用ステッキ
・滑り止め付き手袋
・レインコート、靴、防寒具、着替え、靴下
・頭につけるタイプ懐中電灯
・携帯電話の充電器、電池
・毛布、アルミシート、大きなタオル
・おむつや生理用品などの衛生用品
・ビニール袋
・筆記用具
・メガネ
・笛や鈴など音が出るもの
・南足柄市防災ハザードマップ
4. 南足柄市のペットの災害対策
出典:unsplash
南足柄市の避難所にはペットと一緒に避難することができます。
避難に備えて今のうちからペットの首輪と迷子札を準備しましょう。
しかし、慣れない環境で過ごすストレスからペットが体調を崩すこともあります。
普段からペットの健康管理に注意し、定期的に予防接種や寄生虫の駆除を行いましょう。
避難所には動物が嫌いな人や飼っていない人も大勢います。
ペットもいきなり大勢の知らない人に囲まれて驚いて、吠えてしまったり、逃げる可能性があります。普段からしつけを心がけてペットケージやキャリーバッグに入ることを慣れさせましょう。ペットが普段愛用している毛布やクッションなどもあるといいですね。
また土砂崩れによるライフラインの寸断や緊急避難などに備え、ペット分の食糧などを最低でも5日分、できれば7日分準備しましょう。
ペットの防災グッズ(例)
・ペットフード、水、療法食、薬(5日分〜7日分以上)
・キャリーバッグやケージ。
・ケージにかける布や防寒用のブランケット。
・首輪、ネームタグ、リード。
・ペットのトイレ用品、ペットシートや新聞紙。
・飼育記録(ワクチンの接種状況、既往症、健康状態、かかりつけの動物病院などの情報)
まとめ
災害はいつ起こるかわからないものです。
余裕がある平常時にこそ家族で話し合い災害に備えて準備をしましょう。
家族の中には足が不自由で杖や車椅子での移動が必要な方、まだ歩けない小さな赤ちゃんがいるご家庭は安全な避難のためには家族と近隣住民の方との連携や協力が不可欠です。
いざという時にみんなで避難できるように普段から、家族ご近所の皆さんで避難経路や避難場所の確認をしっかりと行いましょう。
また、防災グッズに関しても家族によって「絶対に必要なもの」は異なります。
服用している薬やメガネ、靴などのスペアを準備して防災グッズとしてまとめましょう。
できる限り災害に備えて準備をして大切な家族や友人を守りましょう。