出典:photo AC
海水浴の人気スポットとしてもおなじみの湘南エリアですが、実は磯遊びもできるのはご存知ですか?
今回は湘南エリアで子どもと行きたいおすすめの磯遊びスポットをご紹介します。
実際に動く生き物を観察したり、触れたりするのは楽しいものです。
磯遊び初心者さんにも安心して遊べるスポットなので、安全に気を付けて海の生き物を見たり、触れたりしてみませんか?
目次
【藤沢市】
①江の島・タイドプール
江の島の穴場的スポットタイドプールは、島に入って左手のヨットハーバーの先にある岩場を人工的に再現した潮だまり(タイドプール)です。
ここは海につながっているため、潮の満ち引きでタイドプールの水位も上下しますが、周囲をコンクリートに囲まれているので、外からの急な波の心配もなく、安全に遊ばせることができます。
周辺にはヨットハウスをはじめ、トイレが数カ所あるので安心です。
ヨットハウス内には喫茶店や自動販売機があり、暑くなったら休憩もできて便利です。
基本情報
②江の島・稚児ヶ淵
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江の島の裏側に位置する稚児ヶ淵は、関東大震災時の隆起現象によって海面に現われた海蝕台地で、ここからは「かながわの景勝50選」にも選ばれた美しい夕日が望めます。
こちらでは主に貝やエビを見ることができ、岩の割れ目からその姿を観察できます。
日中たくさん磯遊びをして、夕方に美しい夕日を眺めてみませんか?
基本情報
【茅ヶ崎市】
③茅ヶ崎ヘッドランド(Tバー)
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茅ヶ崎ヘッドランドは、砂浜の侵食を防ぐために作られた人工の小さな出島で、T字型になっていることからTバーとも呼ばれています。
Tバーの先端は釣り場として人気ですが、Tバーの根元付近は岩場になっており、こちらではフナムシやカニなどの姿がよく見られます。
また、近くには茅ヶ崎市のシンボル「えぼし岩」を間近に見え、景色も申し分ないです。
注意点として、トイレ、水道、自動販売機が近くに無いので先にトイレを済ませ、手洗い用の水や飲み物は必ず確保し、万全の状態で行くのがおすすめです。
基本情報
【大磯町】
④照ヶ崎海岸
大磯町にある照ヶ崎海岸は、日本の海水浴場発祥の地「大磯海水浴」の隣にあるコンパクトな海岸ですが、子ども連れには嬉しいポイントがたくさん!
関東冨士見百景との一つとしてここからは富士山がきれいに見える上、アオバトというオリーブ色の珍しい鳩に出会えるスポットでもあります。
このアオバトは海水を飲みに毎年5月~10月頃までの間海岸にやってくるそうです。
こちらの岩場では、小さな潮だまりには小魚、カニやヤドカリの他、ウミウシに出会えることもあります。
また、近くには大磯漁港もあり、漁協直営の食堂や月一回の朝市も開催されているので、ついでに美味しい海の幸もいただけます!
なお、この海岸自体は遊泳禁止エリアですが、海岸すぐ裏にはプール施設があるのでそちらで泳ぐこともできますし、トイレも借りられるので安心です。
基本情報
アクセス:JR「大磯駅」徒歩10分
【鎌倉市】
⑤和賀江島
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鎌倉市材木座海岸にある和賀江島は、現存する日本最古の築港遺跡です。
引き潮になると当時の鎌倉の玄関口として重要な役割を果たした港の跡が姿を見せ、歴史のロマンを感じさせてくれます。
そんな歴史ロマン香る和賀江島でも磯遊びができ、ヤドカリやカニ、ヒトデやウニなども見つけることができます。
しかしこちらの磯では、危険な生物であるゴンズイやクラゲも生息しているので、くれぐれも注意しながら磯遊びを楽しんでください。
基本情報
【逗子市】
⑥葛ヶ浜
逗子海岸の北すぐのところにある葛ヶ浜では、海中に立つ石碑を見ることができます。
これは明治の文豪、徳富蘆花の小説「不如帰」の舞台となった縁で建てられた石碑「不如帰の碑」です。
潮が引くと平らで広い磯が出現し、石碑まで歩いて行くことができます。
自然豊かなスポットのため、ここではアゴハゼ、カニ、ヤドカリ、ウニ、イトマキヒトデ、なまこの他、運が良ければ潮だまりでタコに出会えることも!
なお、この磯へは国道134号から海に降りる小さな脇道(階段)を下ってしか行くことができません。
ちょっとした冒険感覚で、磯遊びが楽しめますよ。
基本情報
アクセス:【電車】JR「逗子駅」徒歩15分
【葉山町】
⑦葉山公園
出典:photo AC
葉山御用邸に隣接する葉山公園は、かつて御用邸の馬場でしたが、昭和32年に葉山公園として整備されました。
公園の目の前の大浜海岸にはトンビ磯という岩場があり、沖までコンクリートが続いています。
沖の方は釣りスポットとして知られていますが、陸に近い側では波も穏やかなため磯遊びも楽しめます。
公園内には遊具や芝生広場もあり、磯遊びに飽きても一日ゆっくりと過ごせる上、トイレ、駐車場も完備と子ども連れにはおすすめのスポットです。
基本情報
⑧一色海岸
出典:photo AC
「世界の厳選ビーチ100」にも選ばれたことがあるほど美しい海岸として知られる一色海岸は、海水浴場として有名ですが、実は磯遊びにもおすすめのスポットです。
干潮時には広い岩場が姿を現し、午前中は水の透明度も高いので、生き物の観察にはもってこいです。
カラフルな魚やウミウシなんかも見れますよ!
また、夏の海水浴シーズンには監視所が設置、海の家も充実しているため、安全且つ、食事や休憩にも便利です。
基本情報
アクセス:【バス】JR「逗子駅」/京急線「新逗子駅」から海岸回りのバスで「一色海岸」、または山手回りのバスで「葉山」下車
【車】横浜横須賀道路逗子IC→逗葉新道料金所経由約20分
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ここで、磯遊びの注意点!についてご紹介します。
磯遊びはけがなどの危険もあります。
必ず、アクアシューズやグローブなどの装備を用意し、触れてはいけない生物を事前に親子でチェックすることが必要です。
きちんとした装備と知識で磯遊びを楽しみましょう!
どんな装備が必要?
絶対必要
①アクアシューズ
②グローブや軍手
海の生き物って意外と硬いものやとげのあるものありますが、手袋をつければ滑り止め効果もあって安心!
③帽子
あったら便利
③バケツや観察ケース
④網
少し手がと届かないところに生き物がいても伸縮性のある網で採集!
⑤図鑑
図鑑で知識をつけて!更に水の生き物が大好きになってしまうかも!?
触れてはいけない生物!!(一部)
魚・・・オコゼ・カサゴ・アイゴ・ゴンズイ 等
<オコゼ>
出典:photo AC
その他・・・ウミヘビ・ガンガゼ・ヒョウモンダコ・カツオノエボシ 等
<カツオノエボシ>
出典:unsplash
まとめ
いかがでしたか?
今回は湘南エリア(藤沢市・大磯町・鎌倉市・逗子市・葉山町)で磯遊びができるおすすめのスポットをご紹介しました。
湘南というと砂浜がメインの海水浴場をイメージしますが、磯遊びのスポットも意外と多く、小さな子ども連れに便利なポイントや施設がある上、ちょっと観光気分も味わえるスポットばかりでした。
自然と触れ合うのは子どもはもちろん、大人にとっても楽しい体験ですよね。
安全面に注意して磯遊びを楽しんでくださいね。