横浜の海の近く、大さん橋や山下公園のそばにある、シルク博物館をご存知ですか?
1859年の横浜港の開港後、日本は世界一の生糸輸出国となり、シルクは日本経済に大きな影響を与えました。そのため、横浜はシルクの街であり、そのシルクについて学ぶことのできる数少ない施設が横浜にあるのです。
シルク博物館では、夏休み企画として、かいこ教室が開催されます。小学生が対象で、「かいこについて詳しく学ぼう!」をテーマに、様々な角度からかいこやシルクについて学ぶことができます。
月曜の休館日を除く期間中は、「めずらしいかいこの展示」、「みんなでつくる桑の木パネル」が開催されます。
そして、平日限定のプログラムとして「映画『かいこ』の上映」、「かいこの観察会」、「まゆ人形作り体験」、「生糸のランプシェード作り体験」が開催されます。各プログラム、午前と午後で1日に2回ずつ行われます。すべてに参加することもできますし、興味のあるものだけ参加してみるのもいいかもしれません。映画や観察会でかいこについて学んだ後に製作をすると、より親しみやすくなるかもしれませんね。製作体験では、入館料とは別に材料費が200円かかりますが、かいこが一生懸命作ったまゆを使い、かわいい犬のまゆ人形を作ったり、そのまゆからとった生糸を使って素敵なランプシェードを作ることができますよ。
かいこについて学び、実際にそのかいこが作ったまゆから製作ができるので、夏休みの自由研究にぴったりですね!
また、土日限定のプログラムとしては、1日に3回、「まわたのスタンド作りとシルク博物館の見学ツアー」が開催されます。こちらは材料費がかからず無料で参加できます。見学ツアーでは糸繰りなどが体験できるそうですよ。
かいこの吐く糸は、とても細くて長く、ひとつのまゆの糸の長さは1000mを超えます。その高タンパクなまゆ糸は、柔らかさ、しなやかさ、軽さ、保温性、光沢のあるシルクになります。そして、衣料品だけでなく、食料品や化粧品などにも利用されているんですよ。
かいこからシルクになるまでを学ぶことで、シルクが今までより身近に感じられるようになりますね。
ぜひ、親子で、お友達同士で、おでかけしてみてください。
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