日本郵船歴史博物館では、セイコーミュージアムとの共催展「時計×航海 —経度ヲ発見セヨ—」を開催しています。
自分が今どこにいるのか?―現在、私たちはGPS(グローバル・ポジショニング・システム)などを利用することで、世界中どこにいても正確な緯度と経度を求めることができます。しかし300年以上前の大航海時代、海上で経度を測定することは大変困難でした。海難事故が続いていたイギリスでは「経度を発見する(finding the longitude)」という言葉自体が「不可能である」という意味で使われていました。
その不可能を可能にしたのが、時計職人であるジョン・ハリソンが発明した航海用精密時計「マリンクロノメーター」でした。位置を知るには、正確な時刻が必要不可欠であり、時計と航海は共に発達してきたといっても過言ではありません。
セイコーミュージアムと日本郵船歴史博物館の共催展である本展では、古代から現代までの航海術や航海計器を紹介しながら、時計技術の進化と航海術の歴史を振り返ります。
海図を使って航海計画を立ててみよう!は、企画展「時計×航海 —経度ヲ発見セヨ—」(2018年11月3日(土)~2019年2月3日(日)開催)の関連イベントです。
海図の記号ってどんなのがあるの?海の地図ってどうやって書くの?航海士さんに話を聞ききながら船乗りになった気分で航海計画を立ててみてはいかがでしょう。
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