子どもの習い事を考えている親は、一度は「英語」が選択肢に挙がるのではないでしょうか。ただ英語を学べせるとなると・・・
「英語を学ばせたいけど、続くか心配」
「英語の授業についていけるのか、不安」
と心配になる人も多いでしょう。今回インタビューを受けてくださった栗原 香織さんは、「あえて勉強っぽくなく、楽しく英語を学ぶこと」を心掛け、英語のレッスンをしています。帰国子女で、ずっと英語を教えてきた栗原さんならではレッスンは、子ども達もキャッキャッと楽しみながら受けているそう。
今回は英語レッスン教室「Ohana」を運営する 栗原 香織さんにお話を伺いました。これから英語を学ばせたいと思っている人は、きっと参考になるはずです!
英語に対して良いイメージを子どものときに持って欲しい
最初に栗原さんの自己紹介をお願いします。
栗原:両親の仕事の関係で幼少期をアメリカ、高校をカナダで過ごしました。日本の大学卒業後はさまざまな業界の外資系企業に勤め、現在は日系企業で営業サポート(人材関連でななく、日系企業)の仕事をしながら、子どもを対象に「英会話レッスン」を開いています。
「英会話レッスン」の内容を教えてください。
栗原:幼稚園~小学生の中学年くらいまでの子ども達を対象に、オンラインで楽しく英語を教えています。順番や内容は日によって変わることがありますが、基本的な流れとしては以下のとおりです。
●自己紹介:簡単な自己紹介をする
●ウォームアップ:ヨガやストレッチで緊張をほぐす
●絵本の読み聞かせ:英語で絵本を読み聞かせる
●お絵かき:アートや絵本にまつわる作品を作る
●歌を歌う:みんなで簡単な歌を英語で歌う
レッスン中は基本的にすべて英語ですが、わからない人も安心して学べるように、ときどき日本語でサポートをしています。
アクティビティもあって、子ども達も楽しく英語を学べそうですね。
栗原:「テキストで勉強!」というよりも、子ども達が飽きないように「英語を喋りながら何かをする」イメージでレッスンをしています。特に人気なのは、ウォームアップで時々する、「スキャベンジャーハント(がらくた集めという意味)」というゲームです。
スキャベンジャーハントとはどのようなゲームですか?
栗原:お題に合ったものを家の中から探してきてもらうゲームです。「アルファベットでaから始めるものを探してこよう」「赤くて柔らかいものを見つけてきて」など、お題に沿った物を子ども達に探してきてもらいます。子ども達はキャッキャッと盛り上がりながら、楽しく取り組んでくれていると感じています。
子ども達が楽しめる工夫をされているんですね!
栗原:レッスンは「英語を勉強する場」というよりも、「英語を好きになってもらうきっかけ」になったら良いなと思っています。たとえこの先英語の勉強を中断したとしても、大人になってから、「子どもの頃やった英語のレッスン楽しかったな。海外にも行ってみたいし、もう一度勉強してみようかな」なんて思ってもらえたら嬉しいですね。
この投稿をInstagramで見る
英語は人生の様々な場面で役に立つ
教室名の「Ohana(オハナ)」の由来は何でしょうか?
栗原:ohanaはハワイ語で「家族」という意味です。自分と関わるすべての人がお互いに家族のように接してくれたら嬉しいな、と思い教室名をつけました。
英語を教えたいと思ったきっかけは何でしょうか?
栗原:高校生の頃にカナダで出会った、英語を教えてくれる家庭教師の影響が大きいです。その家庭教師は英語の家庭教師だけでなく、歌手やモデル、大学教授など多彩に活動している先生でした。マルチに活躍している姿がキラキラと輝いて見えたため、私自身も将来同じように活躍しようと決めてました。英語は大学時代から現在に至るまで、ずっと教えていますね。
英語を使いこなせたら、様々な場面で役に立ちますよね。
栗原:英語は人生の様々な場面で役に立つと思います。世界中に友だちができますし、旅行でもスムーズにコミュニケーションが取れます。また仕事で海外とのやりとりがある場合は、日系の企業であっても英語力が求められます。
仕事においても、英語ができるというのは大きな強みになりそうです。
栗原:そうですね、私の弟も英語ができるという理由から、海外赴任や通訳などを任せられると聞いています。あとは子どもの頃のメリットとしては、たとえば塾のクラス分けで英語ができれば上位のクラスに振り分けられたりとか・・・。細かいメリットも考えると、色々あるのかなぁと思います。
「香織先生のレッスンが一番良い」という嬉しい反応も!
「Ohana」を運営し、英語のレッスンをしていて嬉しかったことはありますか?
栗原:両親と子ども達から嬉しいお言葉をいただくときですね。たとえばある両親から、「他のレッスンと違って、子どもでも楽しめる工夫をされているので、子どもが飽きずに英語を学べています」と言われたときは嬉しかったですね。また子どもからも「香織先生のレッスンが一番楽しいから、続けたい!」と言われたときには、やっていて良かったと思います。
逆に「Ohana」を運営されてきて、大変だったことはありますか?
栗原:新型コロナウイルスの影響で、初めてオンラインレッスンを始めたときは、これまでずっと対面で教えていたこともあり、戸惑いました。ただ私自身、ベビーヨガの資格をオンラインで取得したことがあったので、その先生にオンラインでのレッスン方法についてさまざま質問して、オンラインでも楽しく学べるコツを学びました。現在ではオンラインでも問題なくレッスンができています。
今後の展望をお聞かせください。
栗原:オンラインだけではなく、対面型のレッスンも開きたいですね。また子育てが落ち着いたらですが、ゆくゆくは講師の育成もしてみたいと、ぼんやり考えています。またご要望があった「テキストを使ったレッスン」も始めようと思っています。
最後に神奈川イベントプラスの読者へ、メッセージをお願いします。
栗原:神奈川イベントプラスさんは多彩なイベントを開催しています。さまざまなイベントに参加すれば、子どもに合った習い事を見つけるヒントも見つけられるはずです。
また、子育てと仕事の両立は大変だと思いますが、うまく隙間時間を見つけながら、自分の時間を確保することが大切だと感じています。自分がハッピーでいられることが家族のハッピーに繋がりますので、私もイベントプラスさんでイベント開催する際には、皆さんのハッピーに少しでもお力になれればと思っています。
取材を終えて
「子どもの頃に好きだったものや良いイメージがあるものを、大人になってからふと思い出し、始めてみる」という経験をした人もいるのではないでしょうか。
栗原さんのレッスンは「子ども達が飽きずに楽しく英語を学べること」をとても重視しています。栗原さんが仰るように、栗原さんのレッスンを受けた子ども達が英語を好きになり、大人になってからも英語を学ぶようになったら、とても素敵だなと思いました。
栗原さんが神奈川イベントプラスさんでイベントをした際にも、午前の部に参加したある親子が「楽しかったから」と午後の部にも参加したそうです。英語を楽しく学んで欲しいという方は栗原さんのレッスンを一度受けてみてはいかがでしょうか。
インタビュワー:庄子 鮎
カメラマン:今井しのぶ(こどもとかめら)