花火大会は「夏」というイメージはもう古い?
毎年暑さが厳しくなっているのは気のせいではないですよね…
今回は暑さもやわらいだ秋に同時開催される多摩川沿いのふたつの花火大会について紹介します。
秋の多摩川の両岸で花火の美しさを競い合う「世田谷区たまがわ花火大会」、「川崎市制記念多摩川花火大会」。大会は別々の大会ではありますが、開催場所が隣接しており1994年より同日開催が行なわれているため、周辺住民は「二子玉川の花火大会」として同一の大会とみなしているそうです。
二子橋下流河川敷一帯には例年多くの観客が集まり、テーマに即した花火や音楽花火のほか、スターマインなどを楽しみます。今回はそんな多摩川の花火大会の見どころや花火鑑賞の穴場スポットについて紹介します。
目次
①第45回世田谷区たまがわ花火大会
世田谷区民の憩いの場でもある多摩川の水辺で、花火という音と光の芸術を存分に楽しんで欲しいとの思いから毎年異なるテーマを設定し趣向を凝らした花火を打ち上げる花火大会です。世田谷ならではの、華やかで芸術性の高い花火をぜひお楽しみ下さい。
「第41回 世田谷区たまがわ花火大会」のダイジェスト動画はこちら
打上数:約6,000発
開催場所:世田谷区立二子玉川緑地運動場
主催:世田谷区たまがわ花火大会実行委員会、世田谷区
協賛席(有料観覧席)あり。
詳しくはたまがわ花火大会のHPをご覧ください。
②第82回川崎市制記念多摩川花火大会
川崎市制施行を記念し1929年に始まった歴史ある花火大会です。スターマイン、音楽と花火の競演”ハナビリュージョン”、「世田谷区たまがわ花火大会」との合同開催等、とても華やかな花火大会となっています。
また川崎会場有料協賛席では、「世田谷区たまがわ花火大会」と合わせ2大会の花火を観賞することができるほか、特殊効果を組み合わせた迫力ある花火も楽しめます。
例年の人出が約18万5000人と毎年大変混雑するため、事前に有料の協賛席をおさえてゆったりと観賞するのがおすすです。
打上数:約6,000発
主催:川崎市 一般社団法人川崎市観光協会 高津観光協会
開催場所:〒213-0004 川崎市高津区瀬田、諏訪二丁目及び北見方二丁目先
施設名:多摩川河川敷
アクセス:神奈川県川崎市高津区 多摩川河川敷(国道246号二子橋~第三京浜道路)
(川崎会場)東急田園都市線二子新地駅から徒歩15分、または高津駅から徒歩25分
(上野毛会場)東急大井町線上野毛駅から徒歩8分、または東急田園都市線二子玉川駅から徒歩9分
協賛席(有料観覧席)あり。
詳しくは一般社団法人川崎市観光協会ホームページ「川崎日和り」をご覧ください。
多摩川の花火大会を楽しむ穴場スポット6選
例年かなりの混雑が見込まれる多摩川の花火大会。
お子さま連れですと、迷子やトイレが心配ですよね。
そこで、混雑をさけて花火が楽しめる穴場スポットについて紹介したいと思います。
トイレ情報や買い出し情報も載せていますので、参考になさってくださいね。
①玉川高島屋屋上庭園
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「二子玉川駅」から徒歩約5分とアクセスもよく、美しく整備された屋上庭園から、花火を楽しむことができますよ。
河川から見る花火もいいですが、上から見下ろす花火もいいものです。屋上にはスターバックスなどのカフェもありますのでドリンクをテイクアウトして花火を楽しむのもいいですね。
なによりデパートの屋上なのでトイレや授乳室の心配がないことが一番のポイントです。小さなお子さま連れには特におすすめのスポットです。
住所:〒158-0094 東京都世田谷区玉川3-17-1
②宇奈根公園
「宇奈根公園」は会場から600mほど離れた場所で、迫力のある花火を見ることができます。ただし、入場規制で押し出された人が流れ込んで来る可能性があるので、予め場所を取っておくことをおすすめします。東急田園都市線「二子玉川駅」から徒歩約25分と駅から少し離れていますが、その分迫力は凄いものがあります。穴場というには知られすぎているスポットではありますが、河川敷よりは空いているので穴場スポットとさせていただきます。
住所:東京都世田谷区鎌田2丁目
③宇奈根パーク周辺
世田谷区側「宇奈根公園」(世田谷区の宇奈根公園)とは違います。ご注意ください。
川崎側となり最寄り駅はJR南武線の久地駅。下車徒歩15〜20分の場所となります。
宇奈根パークは野球場やミニゴフルパークがある広い芝生の広場となっておりレジャーシートをしいて鑑賞することができますよ。
駅の混雑も他の最寄り駅に比べると少なめとなっていますので、お子さんとはぐれる心配も少ないです。駅前にスーパーマーケットや道中にコンビニエンスストアもありますので買い出しもできて便利です。例年仮設トイレが設けられるようですが、お子さまのトイレが心配な方は念のため携帯用トイレを持参するといいかもしれません。
住所:川崎市高津区宇奈根・久地地内
④せせらぎと親子広場付近の多摩川河川敷
せせらぎと親子広場は、多摩川にかかる第三京浜道路の下流側の河川敷にあります。
花火の打ち上げ場所からも近く、迫力ある花火を楽しめます。多少の混雑は予想されますが比較的ゆっくりと花火鑑賞ができますよ。水道、トイレもありますので、お子さま連れでも安心です。
アクセス:東急田園都市線「二子新地駅」から徒歩15分
小杉駅または武蔵溝ノ口駅からバスで15分
⑤多摩川遊園
多摩川を下流にすすみ、第三京浜を超えたあたりの河川敷多摩川遊園。
駅から20分ほど歩きますが、その分ゆっくりと花火を鑑賞できます。
レジャーシートを広げて座って見ることができるので、子連れの鑑賞スポットとしておすすめですよ。花火の打ち上がる高さによっては、少し見えにくいときもありますが、川崎と世田谷の両方の花火を楽しめる場所です。周辺にほとんどお店がないので、食べ物や飲み物は道中で調達しましょう。
アクセス:東急大井町線「上野毛駅」または「二子玉川駅」から徒歩15分
⑥砧(きぬた)野球場・サッカー場
打ち上げ会場より約2kmほど離れた場所にあるので、ゆっくり花火鑑賞をしたい方におすすめです。駅からも距離があるので不便ではありますが、その分混雑が少ないのでおすすめです。トイレがあるのも子連れに嬉しいポイントです。
アクセス:東急田園都市線・東急大井町線「二子玉川駅」からバスで「交通安全教育センター入口」 下車、徒歩10分
まとめ
お子さま連れでの大規模な花火大会。
トイレや迷子などの心配が絶えないですよね。
そんな時は少し離れた場所からゆったりと花火を鑑賞するのもいいですね。
今年は家族で、花火がよく見える穴場スポットから鑑賞してみてはいかがでしょうか?秋の多摩川を鮮やかに彩る大花火を来年こそは鑑賞できるといいですね!