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相模原市のアート教室”Artwork COLOR”山路友子さんにインタビュー!「みんな違ってみんな良い」

相模原・愛川・町田・多摩

更新日:2021年12月02日

投稿日:2021年11月08日

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専門学校を卒業後、アパレル店や雑貨店の販売員を経て、2020年7月から淵野辺のアトリエで子どもアート教室とアート英会話教室を運営している山路 友子(やまじ ゆうこ)さん。

 

「アートの道で食べていくのは大変」という思いから、なかなか踏み切れずにいたという山路さんは、どのような経緯でアートの道に進んだのでしょうか?

今回はArtwork COLOR主宰の山路 友子さんに、これまでのご経歴やアート教室について、また今後やりたいことなど幅広い話題についてお話を伺いました。

 

 

目次

雑貨店のアルバイトから徐々にアート教室へシフト

最初に山路さんのご経歴を教えてください。

山路:東洋美術学校卒業後、すぐに結婚をして、結婚2年目に出産しました。仕事はアパレル店で販売員として働きつつ、現在の活動に繋がる工作のアート教室も1年目は週に1回、2年目以降は3~4回程度、市民センターなどのスペースをレンタルして開催していました。

その後、徐々にアート教室の方が忙しくなってきたので、当時勤めていた雑貨店のアルバイトを辞め、アート教室一本にしました。現在は2020年7月から借り始めた淵野辺のアトリエにて、子どもアート教室とアート英会話教室を中心に運営しています。

 

子どもアート教室とアート英会話教室はそれぞれどのような教室ですか?

山路:どちらも子ども向けの教室で、子どもアート教室は絵画・造形をさまざまな画材、技法を使って学び、自分を表現する教室です。

アート英会話教室は、作品を作りながら、英語を楽しく学ぶ教室です。アート英会話教室の英語の部分は、他の先生にお願いしているのですが、わたしも子ども達の隣にいて、日本語でサポートすることで、子ども達が過度に萎縮しないように工夫しています。

 

 

山路さんは美術学校を卒業されていますが、アート関連のお仕事には以前から興味があったのでしょうか?

山路:美術学校卒業後はアート系の仕事に就職していなかったので、ずっとどこかでアート関連の仕事をしたいという気持ちはありました。ただ、子育ても忙しく、アートの道で食べていくのは大変だと思っていたため、なかなか踏み切れずにいました。

 

アートで食べていくって確かに大変そうですよね。それからアート教室を始められた経緯について詳しく教えてください。

山路:最初のきっかけは、友人から「美術教室ってすごく高いよね」と言われたことでした。そのとき、「アートはペンと紙だけ用意すればできるはずなのに、アート教室の敷居ってそんなに高いんだ!」と思ったんですね。

それから、誰でも気軽にアートに触れる機会を提供したいと考えるようになりました。そして、勤めていたアパレル店が閉店したタイミングで、週に1回・1時間からレンタルスペースをお借りして、アート教室を始めました。

 

アパレル店が閉店されたタイミングで、アート教室を始められたんですね!未経験からアートの道に進むのは不安ではなかったですか?

山路:もちろん不安はありましたね。特に収入面が心配だったので、アート教室のほかに、雑貨店でアルバイトをして収入を確保していました。それから徐々にアート教室が忙しくなってきたので、2020年3月に雑貨店を辞め、淵野辺にアトリエを借り、アート教室一本にしました。

 

 

これまでのレンタルスペースを借りる形から、アトリエを開かれたのはどういうきっかけがあったのでしょうか?

山路:レンタルスペースでのアート教室は、1~1時間半の1回のワークショップ時間内で作品を作り上げなければいけなかったんですね。ただ徐々に、「アトリエを持って、複数回に分けて1つの作品を作り上げる形にできれば、もっとすごい作品を作れるのに・・・」と思うようになりました。そんなタイミングで、良い物件があったので、2020年7月よりアトリエを思い切って借り始めました。

 

アトリエを借りた2020年7月というと、コロナで日本中大変だった時期ですね・・・。大丈夫でしたか?

山路:不安もありましたが、「いい物件が見つかったのはチャンスだ!」と思い、英語の先生と一緒にアトリエを借りることにしました。コロナ禍だったので、対面でアート教室を開くことができず、工作動画を上げたり、オンラインで地方のアート教室の先生と交流してみたり、工作キットを売ってみたり・・・とにかくできることをしていました!

 

子ども達に「みんな違ってみんな良い」を伝えたい

子どもアート教室・アート英会話教室では子ども達とどのような作品を作られているのでしょうか?

山路:アート教室では絵画・造形をさまざまな画材、技法を使って学びます。絵の具だけでも、水彩、アクリル、油絵などさまざまなものを使うんですよ。また、STEAM教育を意識した、科学や工学を入れた内容(鏡や磁石、仕掛けのある工作)もカリキュラムに入れています。

一方、アート英会話教室では、工作や絵を描くのはもちろんですが、英語を使ってゲームをしたり、外国の行事にちなんだ作品づくりをしたりと、アート英会話教室ならではのカリキュラムを取り入れています。

 

STEAM教育:科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、アート(Art)、数学(Mathematics)の5つの分野を横断した教育

 

どちらの教室の作品も、基本的に全てわたしが何を作るのか考えているんですよ。人気のものは定番化すると思いますが、常に新しい作品を子ども達には作ってもらえるように、新作品を出すことを意識しています。

 

子どもアート教室で子ども達と作品を作る上で気をつけていることはありますか?

山路:無理に技術を教えるのではなく、子ども達の「いいことを考えた!」を大切に、作品づくりを楽しんでもらえるように意識しています。毎回その日に作る作品は決まってはいますが、「このパーツをつけてみたい」「こういう色合いにしたい」などの子ども達の発想を尊重しながら、「じゃあこうしたら良いんじゃない?」と適宜アドバイスをしています。「同じものを作っているんだけど、人それぞれ個性も違うから、できあがるものはこれだけ違うんだよ。それが良いんだよ」ということを伝えていきたいですね。

 

アート英会話教室では、子ども達は作品を作りながら楽しく英語に触れることができそうです。

山路:そうですね。もともと「英語の勉強というイメージを子ども達に与えず、楽しく英語に触れて自然に学んでほしい」という思いから、子ども達の好きな工作や絵を描くことと英語を組み合わせた新しい教室を作りました。

 

どちらの教室も子ども達の自主性や個性を重んじているように感じました。

山路:わたし自身、美術は好きだったんですが、中学の美術の成績は5段階中2だったんですね。多分他の人と違うものを作りたいという思いが強くて、成績が悪かったんだと思います・・・。それが高校3年生の美術の先生は、「自由に何でも作って描いて良いよ!」というスタンスだったんですね。そのときの美術の授業がすごく楽しくて・・・それで美術の学校に行こうと決めたくらいです。そのときの楽しかった思いもあり、今度はわたしが子ども達にも、「人と違うことは当たり前なんだよ」ということを作品づくりを通じて伝えていきたいなと思っています。

 

アートは子どもだけでなく、大人もリフレッシュの機会になる

今後、始めてみたい講座やワークショップなどはありますか?

山路:「大人アートくらぶ at NIGHT」と「本格的な自由研究イベント」、「大人向けのアートクラス」をしてみたいです。実は大人向けのアートクラスは始めていて、例えばアクセサリーを大人と一緒に作ったりしました。これからも毎回違うものを大人の皆さんと作っていきたいですね。

 

「大人アートくらぶ at NIGHT」と「本格的な自由研究イベント」はそれぞれどのような内容なのでしょうか?

山路:大人アートくらぶ at NIGHTは、大人がアートを楽しむ倶楽部です。仕事帰りなどにフラッと立ち寄って、デトックス効果があるアートを楽しみつつ、リフレッシュできる場所にしたいなと思っています。本格的な自由研究イベントでは、どこか大きな会場を借りて、全国のアート教室の先生と内容の濃いワークショップイベントをしていきたいなと思っています。

 

やりたいことがたくさんありますね!

山路:そうなんですよ!時間が足りないです・・・(笑)。そのほか、地元の長野でもアート教室を開きたいですし、自分でもアート活動をして、作品づくりもしていきたいと思っています!

山路さんのアート作品はアトリエ内に飾ってあります

 

最後に、神奈川イベントプラスの読者へ、メッセージをお願いいたします。

山路:子ども達を見ていると、パパ・ママに褒めてほしくて作品を作っているんだなと感じることがあります。ですので、例えば学校の授業で何か作品を作って家に持ち帰ってきたときなどには、「たくさん褒めていただきたいな」と個人的には思います。それがきっとお子様の自己肯定感アップに繋がるはずです。

また大人もものづくりや絵を描くことはリフレッシュになりますので、上手下手は気にせず、アートに触れてみてはいかがでしょうか。

 

取材を終えて

「やりたいことがたくさんあって楽しそう!」が取材を終えての率直な感想でした。山路さんの講師の仕事は、息子さんの小学校で応募していたサマースクールが始まりだったそうです。そこでオリジナルうちわ作りの講師をして、その後レンタルスペースで週1回からアート教室を開くようになり、さらに2020年7月からアトリエで教室を開講し、2021年7月には子ども向けだけでなく、大人向けのクラスも作りました。そして、今後は夜にアートを楽しめるBARを開くと言います。やりたいことをその持ち前の好奇心と行動力で実現してきたんだなと、勝手ながら感じました。

子どもアート教室では作品づくりだけでなく、雑談もたくさんして、学校と家に加え、第三の居場所を提供することを意識されているそうです。これからもアートに気軽に楽しく触れ、個性を学ぶ場としての子どもアート教室・アート英会話教室を続けていってほしいな、と思いました。

山路さんのアート教室・アート英会話教室については興味のある方はこちらをご覧ください。

 

インタビュワー:庄子 鮎

カメラマン:土屋由樹奈

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